
スポンサードリンク
右手の骨折もあり、今シーズンはまだ14試合しかプレイしていない
サンダーのPG、ラッセル・ウェストブルックですが
現在、リーグナンバーワンのPGと言えるパフォーマンスを見せ
さらにMVP級の活躍を見せています。
NBAのトップPGはそれぞれの特徴を持っていますよね。
例えば、ステフィン・カリーなら圧倒的なアウトサイドシュート力
レイジョン・ロンドは素晴らしいパサーであり
クリス・ポールは周りの選手を使うのが抜群にうまく
ジョン・ウォールは信じられないスピードがある、などなど。
ウェストブルックに関しては彼の爆発力が特徴としてあげられることが多かったのですが
右手の骨折から復帰してからはリーグで最も完成されたPGとして見られています。
スポンサードリンク
ウェストブルックがリーグのベストPGに急成長!
怪我での欠場期間があるため、ウェストブルックのスタッツは
個人スタッツ順位に反映されていませんが(日本のNBA.comには反映されていますね)
彼は素晴らしいスタッツを残しています。
ウェストブルックの現段階でのスタッツは次の通りです。
PERとは?←この記事の最初の見出しにPERの説明を載せています。
さらにリバウンドに関してもウェストブルックの5.5リバウンドより
多くのリバウンドを記録しているPGはロンド、カーターウィリアムスとルビオだけです。
そして驚くべきことにウェストブルックはこのスタッツを
4度得点王を獲得したケビン・デュラントとボールをシェアしたうえ
わずか31.2分のプレイタイムで記録しているという事です。
ウェストブルックの復帰後、サンダーは9勝3敗と勝ち星を増やしており
間もなくプレイオフ出場圏内のウェスタンカンファレンス8位に浮上してくるでしょうね。
チームメイトのケンドリック・パーキンスはウェストブルックについて
ラスは現在、リーグのベストプレイヤーだ。
彼より上のレベルでプレイしている選手の名前なんて浮かんでこないね。
とコメントしています。
他チームのPGも特定のジャンルではウェストブルックの上をいくでしょうが
総合的にみてウェストブルック現段階のリーグナンバーワンPGと言えるでしょう。
ウェストブルックのオフェンス面での成長をチェック!
ウェストブルックは昨シーズンまでは向こう見ずなところがあり、
何も考えていないようなシュートセレクションを取る傾向がありました。
とくに3Pシュートは何でここで打つの?みたいなシュートも多かったですよね。
しかし今シーズンは少しスマートなプレイをしている印象があります。
1試合平均3Pシュートを3.4本打っているのですが
この数字は昨季までの彼の3Pアテンプト数を大きく下回ります。
3Pの成功率は少し落ちています(29.2%)がFG成功率はキャリアハイの46.2%を記録。
NBA.comによるとウェストブルックのシュートアテンプトの
54%が10フィート(305㎝)以内の距離だそうです。
つまり彼のシュートの半数以上がゴールに極めて近い位置でのシュートなんです。
下の図は枠内でのシュート成功率と成功数/試投数を表したしたものです。
ゴール下でかなりの本数を打っているのが分かります。
またゴールに向かって右側のペリメーターエリア(成功率55.9%の場所)では
ゲーム中ウェストブルックがボールを運んできていきなり
そこでプルアップジャンパーを打つシーンが良く見られますよね。
彼の得意なエリアなんでしょうね。
それではここでウェストブルックの12月23日ブレイザーズ戦で
40得点を挙げたプレイを動画で見てみましょう!
リラードとの点の取り合いが見ものです。(笑)
ウェストブルックのディフェンス面での成長がスゴイ!
オフェンス面でスマートさが増したウェストブルックですが
今シーズン彼が最も進歩を見せている部分はディフェンスです。
もともとウェストブルックは平均的な選手よりも良いディフェンダーですが
一か八かという感じのディフェンスをする傾向がありました。
このオフシーズン、ウェストブルックのフォーカスはディフェンスにあったそうです。
彼は個人的な目標としてオール・ディフェンスチーム入りを目指しています。
今季、ウェストブルックは過去最高のディフェンス力を発揮し
対戦チームのPGのシュート成功率を31%まで抑えているのです!
USA Todayの記者はウェストブルックの強烈なディフェンスを次のように評価しています。
ウェストブルックにやられたプレイヤーは日に日に増えている。
12月2日のペリカンズ戦では相手PGのジュルー・ホリデイが17本中11本のシュートを外し
その3日後、76ers戦ではマイケル・カーターウィリアムスが19本中13本を外しました。ピストンズのブランドン・ジェニングスとバックスのブランドン・ナイトは一桁台の得点に抑え込まれ
キャブスのオールスターPGカイリー・アービングは21本中14本をミス。さらにサンズのエリック・ブレッドソーは12本シュートを打ちましたが4本しか決めれず。
今のウェストブルックはかつてPGで最優秀守備選手賞を取ったゲイリー・ペイトンを彷彿させます。
ウェストブルックはディフェンスについて次のようにコメントしています。
以前も毎試合しっかりとデイフェンスしていたけど
この夏、自分自身にこう言い聞かせたんだ。俺はリーグのベスト・ディフェンシブ・プレイヤーになるために
もう一度、ディフェンスを見直さなくちゃならない。もしNBAでそれが達成できたらなら、俺はコートの両エンドで
ベストプレイヤーになれると信じているよ。
実のところ、今シーズン、ウェストブルックの
最も印象的な部分は彼の残しているスタッツではありません。
それはデュラントの影から脱し、彼自身の力でMVP候補としての力を付けていることでしょう。
少なくとも現時点ではサンダーはウェストブルックのチームだと言えるでしょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
スポンサードリンク
先日、ウェストブルックが欠場中にベストPGランキングの記事を作成しましたが
ウェストブルックが復帰して一気に全員をごぼう抜きした感がありますね(笑)
同じPGというポジションでもそれぞれに味があって面白いですね!
あなたは現在、誰がNBAベストPGだと思いますか?
良かったらコメントくださいね!
同じ事を思う人がいてよかったです。
プレイがよりスマートになり、そこに爆発力も兼ね備えていて…
個人的には、将来2大巨頭に割り込める選手になると思います。
コメントありがとうございます!
スポーツの世界に『たられば』はないですが
2011-2012シーズンのファイナルに進出した時、彼に
今のスマートさがあれば優勝していたかも知れませんよね。